テニスアカデミー ラフ 大分校兼スマートフィットネスチーフトレーナーの柴田太資です。
私がアカデミー校のトレーナーになって早6年が経ちますが、アカデミー校では様々なジュニア達を担当してきました。
(現在も月2回現場に立って指導させて頂いています)
全日本ジュニアテニス選手権で上位に入る選手、インターハイ(高校の全国大会)で活躍する選手、最近では14才以下の
世界大会に出場した前田優選手は皆さまの記憶にもあるのではないでしょうか。
テニスという競技は、身体全身を使い、老若男女問わず生涯楽しめるスポーツです。
そして、その様な競技に携わることができたのも、テニススクール ラフのおかげだと思います。
そこで、今週からテニスに必要な体のケア・コンディショニングについて毎週金曜日にブログを担当させていただき、
少しでも皆さまのテニスライフのお役に立てればと思います。
よろしくお願いします。
さて1回目の今回はテニス肘についてです。
テニス肘は
肘の内側が痛むフォアハンドテニス肘
肘の外側が痛むバックハンドテニス肘
とありますが
どちらにも共通する点が
「手首の使いすぎ」です。
テニス肘
肘なのに手首?
と思った方もいるかもしれませんが
実は手や手首を動かす筋肉の多くは
肘のまわりについているのです。
スイングスピードを上げるために力んで
①手首を返してしまう
②腕、肩、肩甲骨など手首以外がうまく使えない
③全身を連動して動かせない
ということが続くと
手首を酷使することにつながり
肘に疲労がたまっていくのです。
また、女性の方でも打点が遅れがちな方や、打点が身体に近い方も
手首を酷使する傾向があります。
治療に関しては基本的に安静にしての保存治療ですが、痛みが引いても原因が解決しないと再発の恐れもあります。
またテニス肘はテニスプレイヤー以外にも実は発症することの多い障害です。
そしてもうひとつ、テニス肘になってしまう原因があります。
それは・・・肩甲骨周辺の硬さや衰えが一因であることが多いです。(肩甲骨周辺が使えないから手首に頼ってしまう)
中々肩甲骨周辺をストレッチするのは、知識がないと難しいですね。
そこで、以下の肩甲骨まわりの柔軟性を高める体操でテニス肘予防&対策をしていきましょう!
1.肩甲骨周りの体操 レベル1
①肘をピンと伸ばして両手を頭上で合わせる
②肩を引き下げながら肩甲骨を背骨に寄せる
この時、手は外側に向ける
※肘、肩が痛む方は内側に向けたままおこないましょう
回数は20回を目安におこないましょう!
③NGフォーム 肩が上がったまま行わないようにしましょう
2.肩甲骨周りの体操 レベル2
レベル1の体操を片方ずつおこないます
しっかり肩・肩甲骨を上げる(反対は下げる)つつ
頭や目線はまっすぐに保つのがポイント
難しく考えず、腕が動かしやすくなればOKです。
気軽に取りいれてみてください(^_^)
また、予防には身体の使い方と同じくらい、スィートスポットに当てることや、ラケット、ストリングス(テンションも)などの道具選びも大切です。(スキルや道具選びはぜひ担当コーチにご相談ください!)
是非、ご参考にしていただき、楽しいテニスライフをラフでお過ごしください!
エンジョイ☆テニス
スマートフィットネス柴田でした!
(身体のケア等のご相談はお気軽にお声おかけください!大道校隣のフィットネスに常駐しています!)